甲状腺は首の前部、喉仏(のどぼとけ)のすぐ下にあり、重さが16〜20g、大きさが縦4.5cm、横4cm程の臓器です。正面から見ると蝶の形に似ています。
甲状腺は脳下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンによって甲状腺ホルモンを作り分泌します。
● 体の代謝を活発にする
● 交感神経を刺激する
● 体を成長、発達させる
動悸、不整脈、体重減少、発汗過多、手の震え、イライラする、落ち着きがなくなるなど
疲れやすい、皮膚の乾燥、脈が遅くなる、脱毛、むくみなど
大きく分けて
● 甲状腺ホルモンのバランスが崩れる病気
● 甲状腺内に腫瘍ができる病気
があります。
● 検診で指摘された、甲状腺の腫れに対する精密検査を行います。
● バセドウ病、橋本病などの甲状腺ホルモンのバランスが崩れる疾患の診断と治療を行います。
● 頸部に痛みを起こす甲状腺の炎症や腫瘍の診断と治療を行います。
甲状腺ホルモンバランスが極端に崩れると、日常生活が困難なほどの体調不良を起こすこともあります。甲状腺ホルモン値の検査を院内で行うことで、迅速に結果を得て、即座に治療に反映できます。
2022年1月より電気化学発光免疫測定法(ECLIA)を使用した分析装置を導入し、より精度の高い検査結果を治療に反映することができるようになりました。
甲状腺内の腫瘍には経過観察可能な良性なものから手術治療が必要なものまであります。
※経過観察可能な結節(できもの)か、さらなる精密検査(細い針を刺し細胞を採取する検査)が必要か判断します。
甲状腺ホルモンバランスの異常が不妊症や流産の一因であること知られています。
甲状腺機能の評価を行い、必要に応じて治療を行います。
もともとバセドウ病や橋本病などの治療を行っている方の妊娠中の管理も行います。
ホルモン値の検査
エコーを用いた検査
CASE 01
甲状腺は喉仏と鎖骨の間に位置しています。腫れ、痛み、しこりがあるなど気になりましたらご相談ください。
CASE 02
①甲状腺ホルモンが極端に過剰
動悸、不整脈、体重減少、発汗過多、手の震え、イライラする、落ち着きがなくなるなど
②甲状腺ホルモンが極端に不足
疲れやすい、皮膚の乾燥、脈が遅くなる、脱毛、むくみなど
CASE 03
甲状腺疾患を治療中または過去に治療していた方、妊娠中に甲状腺ホルモンバランスの異常を指摘された方は妊娠期間中には甲状腺ホルモンの管理目標があります。
院内で甲状腺ホルモンバランスを評価し、
エコーも併せて現状を評価し治療方法を提示させていただきます。